相模化学金属 磁石製品のご紹介


今回は弊社製品のご紹介です。

希土類ネオジム・サマコバ磁石、フェライト磁石、アルニコ磁石、ゴム磁石、ネオジムボンド磁石の他、マグネット応用製品も販売しています。

ご興味のある製品がございましたら、ページ下部のお問合せフォームよりご連絡ください。

 

また、弊社の会社案内のPDF版をご用意しましたので、

ご興味のある方は、下部ダウンロードボタンより是非ダウンロードしてご覧くださいませ。


製品紹介

◇ ネオジム磁石

鉄、ネオジウム、ボロンを主成分とした希土類焼結磁石(異方性)です。溶解・微粉砕を経てミクロン単位の粒径にそろえた粉を磁場プレスで圧縮成形(磁場中成型)した後に、焼結して磁石母材(直方体や円柱)を製造します。

次に磁石母材を丸、角、リング、瓦形状などの形状・寸法に機械加工し、更に表面処理(通常ニッケルメッキ)をして製品にします。製品は、着磁の工程を経て納入します。(お客様の仕様によっては無着磁で納入)。永久磁石の中で最も強い磁力を持つ磁石となります。

また温度環境、使用用途により、一般的な標準材質から、Hシリーズ、SHシリーズ、UHシリーズ、EHシリーズと段階的に保持力を高めたシリーズがあり、最適なグレードの選択ができます。


◇ サマコバ磁石

サマリウムとコバルトを主成分とした希土類焼結磁石(異方性)で1-5系と2-17系(Coの含有量少の組成)があります。

製造方法はネオジム焼結磁石と概略同じですが、表面処理の必要はありません。

永久磁石の中ではネオジムに次ぐ強い磁力を持つ磁石で、最大エネルギー積は、18~ 30MGOe(メガガウスエルステッド)となります。

キュリー温度が高く(800℃)、温度係数(Br:−0.05~−0.03%/℃)が小さいため、高温(300℃程度)で使用可能な磁石です。

用途としては、各種モーター、計測制御機器、通信機器、磁気カップリングなどの応用機器に使用されています。


◇ アルニコ磁石

鉄(Fe)、アルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)を基本成分としていて、脆く、展延製がないので原料金属を高温溶解・合金化した後、鋳型に鋳込んで製造するために、鋳造磁石とも呼ばれています。

高いBr値、高い温度安定性を有し、低温減磁、熱減磁が起こりにくく、機械的強度も高いなどの長所があります。一方、保持力Hcjが小さいために、外部磁界による減磁が起き易く、また薄物製品には不向きであるなどの制約があります。

磁石形状や磁気特性を十分考慮した設計や組み立て方法を選ぶ事が必要です。


◇ フェライト磁石

フェライト磁石(焼結)は、酸化鉄と酸化ストロンチウム(もしくは炭酸バリウム)を原料とし、粉末治金法で製造されるセラミック磁石です。

磁場中プレス成型する異方性(湿式および乾式あり)と、そうでない等方性があります。湿式異方性で製造した磁石の最エネルギー積は4MGOe(メガガウスエルステッド)程度となります。

セラミックであるため化学的に安定しており、保持力と磁束密度のバランスの取れたコストパフォーマンスに優れた磁石です。

保持力の温度変化は希土類磁石等の金属磁石とは逆であるため、低温での減磁についても注意が必要です。(金属磁石の場合は高温減磁に注意)。価格が比較的安価であること、設計上使い易い特性であることから、最も大量に使用されている磁石です。


◇ ネオジボンド磁石

ネオジム焼結磁石と同様な組成(Nd-Fe-B)の金属製粉をプラスチックに混ぜて成形した磁石です。

プラスチックを含有しているので磁力は落ちますが、成形のままで寸法精度が高い薄肉品や複雑形状の製品が製造できる利点があります。また、等方性の磁石はラジアル方向の着磁も容易で、多極着磁も可能です。

温度特性はネオジム焼結磁石より若干劣り、且つ80℃以上の使用には不向きです。



 

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